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診療科・部門紹介

臨床検査科の理念

24時間365日迅速で正確な検査情報の提供を行います。
(夜間・土日祝日も臨床検査技師が常駐し急患に対応しています。)

臨床検査科について

≫ 臨床検査とは
 患者さんの病気の状態確認、治療効果の評価、病気の診断のために必要です。
 臨床検査には大きく分けて、
  「検体検査」・・・・・・血液や尿をはじめとした患者さんから採取した検体を検査する
  「生理機能検査」・・・・心電図や肺活量検査、超音波検査など患者さん自身を検査する
  「病理検査」・・・・・・採取した細胞や手術で摘出された臓器にがんがないかを検査する
 があります。私たちは臨床検査技師として検査結果に責任をもち、毎日の仕事に取り組んでいます。

≫ 臨床検査技師とは?
 厚生労働省が定める国家資格を持ち、病院をはじめとする医療機関でさまざまな検査を行う技術者です。以前は検査を医師が行っていましたが、医療の高度化に伴い検査も多岐にわたるようになりました。そこで、検査のプロフェッショナルが必要だとして1970年に誕生したのが臨床検査技師です。

部門紹介

一般検査部門

主に尿・便・体腔液を検査しています。日頃、何気なく出している尿も実は病態を把握することに役立ちます。よく知られているものだと腎臓の病気や糖尿病などがあります。

一般検査
  • 尿定性検査
  • 尿沈渣検査
  • 尿中薬物スクリーニング検査
  • 便潜血反応検査
  • H.ピロリ抗原検査
  • 髄液検査
  • 穿刺液検査(胸水、腹水、心嚢液、関節液)

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血液検査部門

血液中の赤血球・白血球・血小板の数やヘモグロビンの量を調べます。貧血や白血病をはじめとする血液に関連する疾患の病態把握、感染症や炎症反応を確認します。

血液検査
  • 血球数算定
  • 白血球分画
  • 凝固検査
  • 赤血球沈降速度
  • 骨髄検査
  • 血液ガス検査

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生化学・免疫検査部門

生化学・免疫・血清検査

人間は病気により体内の物質が増減します。生化学検査では、血液・尿・体腔液などからさまざまな項目について検査を行い、疾患の特定をサポートしています。
免疫検査では血液中のホルモン、腫瘍マーカー、感染症マーカーなどを測定しています。

  • 肝機能検査:AST・ALT・総ビリルビン など
  • 腎機能検査:BUN(尿素窒素)・クレアチニン・尿蛋白 など
  • 心機能検査:CK・BNP・LDH・トロポニンT など
  • 蛋白:総タンパク・アルブミン・CRP など
  • 脂質:総コレステロール・HDLコレステロール・LDLコレステロール・TG(中性脂肪)など
  • 糖尿病検査:血糖・尿糖・ヘモグロビンA1C など
  • 内分泌:TSH・FT3・FT4
  • 腫瘍マーカー:CA19-9・CEA・AFP・PSA など

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細菌検査部門

細菌検査

喀痰・便・尿・膿などの検体材料を培地(菌を発育させるための特殊な寒天)に塗り、発育させることで体内に病原微生物が存在するかを検出します。また、検出された病原微生物に対してどの薬が有効かを調べる薬剤感受性試験も行っています。

  • 細菌同定検査(一般細菌・抗酸菌)
  • 細菌感受性検査
  • 迅速検査(インフルエンザなど)


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輸血検査部門

輸血検査

体内の赤血球が出血や病気により減少すると貧血を起こす場合があります。さらにひどくなると酸素を体の隅々までうまく運べなくなったり、血圧が極端に下がったりと生命が脅かされる恐れもあります。その時に輸血をして補うことが必要となります。
輸血検査では、安心して輸血を行うために患者さんと輸血製剤が適合しているかを確認しています。

  • ABO式血液型検査
  • 不規則抗体検査
  • 交差適合試験
  • 直接抗グロブリン試験など

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生理機能検査部門

患者さんを相手にして様々な検査を行います。心電図や脳波をはじめとする波形を測定する検査や心エコーや腹部エコーをはじめとする超音波を体に当てて測定する検査があります。
また、医師が担当する心臓カテーテル検査では心臓の動きを測定する検査を担当し、医師や看護師、放射線技師とチームを組んで働いています。

生理機能検査
  • 心電図検査、ホルター心電図検査
  • トレッドミル負荷検査
  • 呼吸機能検査
  • 超音波検査(心臓・腹部・甲状腺・下肢静脈・乳腺・頸動脈)
  • 脳波検査
  • 神経伝導速度検査
  • 終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)
  • 聴力検査

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病理検査部門

生理機能検査

手術または検査の目的で採取された臓器・組織・細胞などを対象に顕微鏡標本などを作製し、癌か癌でないか、またはがんの進行度合いなどを診断します。
標本の種類により以下のような検査があります。

  • 細胞診検査 (喀痰・尿・体腔液・気管支の擦過など)
  • 生検 (胃・大腸・皮膚・乳腺など)
  • 手術材料 (胃・大腸・胆のう・乳腺など)
  • 術中迅速病理組織診断 (手術中に切除範囲を決定する)


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検査科 資格・認定

検査科では、日々の検査における精度や技術の向上のために、臨床検査に関する各種資格や認定資格の取得に取り組んでいます。

 糖尿病療養指導士  1名
 細胞検査士  1名
 国際細胞検査士  1名
 特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者  2名
 認定臨床微生物検査技師  1名
 感染制御認定臨床微生物検査技師  1名
 検体採取等に関する厚生労働省指定講習会 修了者  11名
 認定超音波検査士 消化器領域・泌尿器領域  1名