放射線科
□放射線科メニュー
放射線科は、放射線科部長、放射線科技師長をはじめ12人の診療放射線技師、4人の看護師で構成されています。
一般撮影、透視撮影、血管撮影、CT、MR、RI、放射線治療など、放射線科の分野は、画像装置が多種にわたり、更に装置の高速化、新規更新が、繰り返されます。
それに伴い、撮影できる検査範囲が広がり、求められる画像要求が増大してしており、それに対応するために下記のフィルムレスシステムを導入しております。
また、当院では地域の開業医さんとの連携を積極的にすすめており、そのひとつとして放射線科で稼働している先進医療機器の共同利用を実施しています。
開業医さんをはじめとした近隣の医療機関より依頼されたCT、MRIによる画像検査を当院で実施し、その画像と放射線科医による診断レポートを提供しています。
さらに、これらの当院の放射線機器を手軽に利用できるように、開業医さんがインターネットで直接検査の申し込みができるシステムも導入しています(詳細は“インターネット検査予約システムのページ”をご参照ください)。
このようなインターネット予約システムを導入している施設は全国的にも数少なく、新潟県内では当院のみです。
また、県央地域で唯一の放射線治療装置(リニアック装置)を有しており、新潟大学からの放射線治療専門医による高度な放射線治療も行っております。
フィルムレスシステムについて
画像観察用液晶モニタ
当院では平成20年11月より、撮影された画像はフィルムでの現像プリントを取りやめ、各科外来、各科病棟には、デジタル画像信号として配信することにより、それぞれの液晶モニター上で画像を見ることになりました。
このことは、患者様自身に各科外来にフィルムを持って行ってもらうことがなくなり、フィルム現像待ち時間の短縮につながります。
診断においては、以前撮影した画像、他科で撮影した画像等を高速に取り寄せることができることから、フィルムの取り寄せる時間が格段に短縮しています。
当院からの紹介患者様には、紹介先に届ける画像検査データをフィルムではなく、CDやDVDなどのディスクに保存しますので、持ち運びも簡単になります。
フィルム代、フィルム保管などにかかるコスト削減などにもつながり、色々なメリットがあります。
| 【担当医師名】 | 【卒業年次】 | 【専 門医・認定医等】 |
|---|---|---|
| 小田 純一 | 昭和53年 | 日本放射線学会:放射線科専門医 マンモグラフィー検診精度管理中央委員会:検診マンモグラフィー読影認定医 臨床研修指導医 |
CT装置
64列マルチディテクタCT装置
昨年(平成19年)に新しいCT装置が導入されました。
世界最小0.5mmスライス厚の64列同時撮影マルチディテクタCTで、1回転0.35秒の高速スキャン、高速画像再構成が可能です。
頭の先から足の先までの全身CT検査も30秒くらいで行うことができますので、頭部や胸部、腹部などの単一部位の検査は5-6秒でスキャンが終了します。
また、従来よりはるかに細かい画像が得られますので、頭部の血管、心臓の血管や腹部の血管などを広範囲に3D(立体視)で表示して診断することが可能となっています。
さらに、従来より綺麗に撮れるだけでなく、撮影時間が分単位から秒単位になり、検査のための被曝低減にもこだわった患者に優しい装置です。
当院ではその能力を最大限に発揮する為に、技師2人、看護師1人の3人体制で検査を実施しており、救急患者に対応するために365日、24時間、CTが撮影できる体制をとっています。
腹部断層像
腹部再構成像
頭部血管像
心臓血管像
MR装置
1.5TMR装置
MRI(磁気共鳴画像)とは、強い磁気と電波を用いて、体の内部の状態を検査する方法です。
X線を使っていませんので、被ばくはありませんが、強い磁気を使用しているため、心臓ペースメーカーが入っている方は、検査を受けることができません。
また、検査をする前に、金属類や磁気カードを取り外していただき、検査衣に着替えていただきます。
MRI検査は特に早期の脳梗塞の診断に有用なことから、脳卒中の救急患者様に対応できるように、CTと同様、頭部のMRI検査に関しては24時間体制で検査を行っており、脳梗塞の早期診断、早期治療に役立っています。
また、新潟県内の病院ではあまり検査が行われていない、乳癌の診断に有用であるとされている乳腺MRI検査も、当施設では日常的に実施しており、県内では有数の検査件数を誇っています。
他にも、頚椎、胸椎、腰椎といった脊椎や脊髄の検査や、膝や肩などの関節の検査、肝臓や胆のうなどの腹部の検査など体の様々な部位の検査を実施しています。
脳血管再構成画像
急性期の脳梗塞MR画像
脊椎画像(腰椎)
乳腺造影MR画像
(乳癌症例)
RI装置(核医学検査装置)
RI検査装置(シンチカメラ)
平成19年2月に新しいRI装置が導入されました。
2台のカメラが搭載されたため、従来の1台のカメラで検査していた時に比べ、早く撮影が出来、画像データーも多く取り込めます。
これによって、全身撮影、心筋をはじめとしたいろいろな部位のSPECT(RIコンピュータ断層撮影)検査の画質が向上し、検査自体も迅速に行えるようになりました。
この装置の導入により、心臓、腫瘍、脳、骨などの検査における有用性が高まりました。
RIとは?
核医学とはごく微量の薬(RI ラジオアイソトープ)を投与し、体の中に入った薬からでる放射線で写真を撮ります。
主な検査としては下記のようなものがあります。これらのRI検査で得られた写真をシンチグラフィー(略して“シンチ”)と呼びます。
- ◎骨シンチグラフィー:骨の変化をみる検査法。レントゲン写真には写らない代謝、炎症変化を撮影します。全身の骨の検査が可能で、癌の骨転移や骨や関節の炎症などの検出に有用です。
- ◎心筋シンチグラフィー:心臓の筋肉の血流、収縮、代謝、炎症などの機能情報を撮影します、心筋梗塞や狭心症の診断に有用です。
- ◎脳血流シンチグラフィー:脳の血流をみる検査です。脳血管障害、認知症、てんかん、脳腫瘍などの診断に用いられます。
- ◎そのほか腫瘍、内分泌(甲状腺、副腎)、消化器、呼吸器などの検査もあります。
心筋シンチグラフィー
(カラー表示)
骨シンチグラフィー
(全身)
リニアック装置(放射線治療装置)
リニアック装置(放射線治療装置)
今年(平成20年)で導入7年目に入りました。
当病院各科からの依頼のほかに県央地区の病院からの紹介も多くなり、放射線治療の件数も毎年増えています。
近年、前立腺がんの治癒を目的とした依頼が多くなってきています。
入院することなく通院で治療が可能です。
次いで、肺、乳房温存手術後の照射、痛み止めを目的とした照射なども行っています。
放射線治療とは
肺がんや食道がん、前立腺がんといった悪性腫瘍の治療には、いろいろな方法があります。
手術をしたり、注射をしたり、薬をのんだり。
いろいろある治療方法の中のひとつに放射線治療があります。
放射線治療とは、がんの病巣部に放射線をあてることにより、病巣部の消失、縮小、あるいは痛み止めをはかることを目的ととし行われます。
放射線としては、X線と電子線という2種類の性質が少し異なる放射線を用いて治療を行っています。
放射線を当てる部位やその腫瘍の性質、治療の目的によって放射線を使い分け、あてる時間、あてる量や回数を決めていることから、患者様によってその治療回数や方法が異なります。
放射線があたっても、何も感じません。
つまり痛み、かゆみ、違和感はありませんが、ある程度治療が進んでくると皮膚が赤くなったり、かゆみが出たりする場合があります。
詳しくは治療を開始する前に放射線科医から説明がありますので、そこでお聞きください。
放射線治療は、1回数分で終わり、場合によっては、通院しての治療も可能です。
これを10日から40日くらい続けます。
マンモグラフィー装置(乳房撮影)
マンモグラフィー装置
(乳房撮影)
近年、食生活の欧米化、ライフスタイルの変化により、女性の25人に1人が乳がんにかかると言われており、乳がんの早期発見が求められています。
乳がんの診断には、医師の問診、視触診、マンモグラフィー(乳房撮影)、エコー(超音波検査)、MRI(磁器共鳴画像)などがあります。
当院放射線科では、マンモグラフィーをマンモグラフィー精度管理委員会の認定資格を有した女性技師が撮影し、同じく読影認定資格を有した放射線科医が読影しています。
マンモグラフィーとは?
マンモグラフィとは、乳房撮影専用X線装置を用いて、触診で触れることのできない、早期の乳がん像、微細な石灰化像を映し出します。
圧着板で乳房をはさみ、圧迫しながら撮影します。多少痛みを伴う場合がありますので、生理前の乳房の張った時期は避けるとよいでしょう。
乳房正面像
乳房側面像
心カテ装置(心臓カテーテル撮影装置)
心カテ装置
(心臓カテーテル撮影装置)
心カテ装置(心臓カテーテル撮影装置)は、心臓の収縮する動き、心臓をの冠状動脈(心臓を取り巻く栄養血管)の走行、形、狭窄部位等を動画撮影する装置です。
普段のX線撮影では見ることの出来ない心臓の動き、冠状動脈の状態を造影剤を用いることにより視覚的に動態的に観察できます。
心カテ(心臓カテーテル造影検査)とは?
心カテとは、心臓カテーテル造影検査の略語です。
カテーテルと言う細い管を心臓内へ進め、心臓の動きを調べる検査、心臓の冠状動脈(心臓を取り巻く栄養血管)に進め、造影剤(血管を映す)を注入して、冠状動脈の走行、形、狭窄部位を把握します。
急性心筋梗塞の原因となる冠状動脈を検索し、血栓で狭窄している血管をバルーン(小さな血管を広げる風船)で拡張させることで血流の流れを改善する治療も行います。
冠動脈狭窄部位の造影
冠動脈狭窄治療後の造影
頭腹部血管撮影装置
頭腹部血管撮影装置
頭腹部血管撮影装置は、頭頚部および、体幹部において、カテーテル(血管内を通る細い管)を目的の血管内へ進め、血管の走行、形、狭窄部位、動脈瘤(血管のコブ)、腫瘍等を造影剤を用いることにより視覚的に観察できます。
疾患によっては、カテーテルから塞栓物質(血管を詰める物質)を注入して体内の出血を止血したり、腫瘍の栄養血管を詰めて腫瘍の縮小をはかったり、抗がん剤などの薬剤を直接動脈に注入したりする治療を目的とした手技にもこの装置が用いられます。
このような血管カテーテルを用いた治療は、インターベンショナルラジオロジーと呼ばれ、最近注目されている治療方法です。
脳血管撮影正面像
脳血管撮影側面像
腹部血管撮影
腹部血管撮影
骨密度測定装置
骨密度測定装置
骨密度測定装置では、骨密度(骨の丈夫さ、硬さ)を知ることができます。測定時間は2分程度、椅子に腰掛けて、手首を装置に置いていただくだけで手軽に検査できます。痛みなどはありません。
測定は利腕とは反対の手首で行い、得られた測定値を性別・年齢の標準値と比較します。
測定ではX線を用いていますが、ごくわずかで、安心して検査を受けることができます。骨粗鬆症の早期発見、予防に効果的です。
骨密度を数値とグラフで表示
骨粗鬆症とは?
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、骨密度が低下し、骨の内部がスカスカになって、骨が弱くなってしまう病気です。
骨粗鬆症になると、骨が痛んだり、曲がったり、転んだだけで骨折してしまうこともあります。
骨粗鬆症の原因は、カルシウム不足や骨の新陳代謝が衰えることです。一般的に、高齢者、閉経後の女性、やせている人、運動不足の人、カルシウム不足の人に多いとされています。









